みなさん、こんにちは。
先週まではヘルスケアに関してお話してきましたので、今日からはスキンケアのお話をして行こうかと思います。
2~3年程前、シャイラスターのオリジナル化粧品を作るため、ご来店下さったみなさまにスキンケアに関するアンケートを取らせていただいたところ、結構多くの方が間違った知識をお持ちで、正しいと思い込んで日々繰り返しているという現実を目の当たりにして、正直驚いた気がします。
今は簡単にネットで調べられる時代で便利なのですが、間違った情報もたくさん溢れています。誰に聞いたらいいのかも分からず、むしろ間違っていることすら気が付かない人も多くいます。
そこで、「今さら聞けないスキンケアの基本」と題して、数週に渡り工程別にお話ししようと思います。
今日はまず、毎晩一番初めに行うであろう『クレンジング』に関して、お話していきます。
クレンジング剤の肌に対する負担や刺激
クレンジング剤は大きく分けると、クレンジングオイル、クレンジングクリーム、クレンジングジェル、拭き取りリムーバーなどが挙げられます。肌に対して一番刺激が強いのは、クレンジングオイルです。そして、クリーム 、ジェル、の順番です。溶剤的には刺激の強さはこの順番なんですが、拭き取りリムーバーは違った意味で刺激が強いです。それは、拭き取るという動作で肌への摩擦(負担)が大きいです。
種類によってそれぞれ良い点と悪い点があるので、自分の肌に合ったクレンジング剤を選びましょう。自分の肌に合ったクレンジング剤の選び方が分からない方は、是非フェイシャルにいらして下さい。実際肌を触って、普段のメイクスタイルなどをお聞きして、その人に合ったクレンジング剤をおススメします。
クレンジングにかける時間
クレンジング剤は基本洗い流した方が良いです。肌の上に長時間のせておくと必要以上に肌の潤いを奪ってしまうので、クレンジング剤でパックをするのはやめましょう。また、素早く落とさないといけないと思って、肌にきちんとなじんでいない状態で洗い流してしまうのはやめましょう。少し肌になじませないと毛穴の汚れが浮き上がって来ないので、指先が軽くなった状態を確認してから洗い流しましょう。
クレンジング剤の量
クレンジング剤の適量は商品に記載されている量で使用しましょう。肌の上でスルスルと抵抗なく滑るくらいたっぷり使わないと、肌をこすることになり摩擦で肌を痛めてしまいます。量をケチって逆にくすんだ肌にしてしまう可能性があるので気を付けましょう。
クレンジングの力加減
普段しっかりメイクをされている方に多いですが、メイクをきちんと落とすために結構強めにお肌になじませてマッサージされている方が多いです。汚れをしっかり落とすためにゴシゴシ肌にこすりつけるのはやめましょう。またクレンジングを2回行う必要もありません。指先だけでなく指全体や手のひらを使って優しくマッサージしてください。
クレンジング後のタオルでの拭き取り
クレンジングを洗い流した後、タオルでゴシゴシと拭き取るのはやめましょう。柔らかいタオルで肌を押さえるようにして水気を拭き取りましょう。タオルで擦り付けると色素沈着の原因や肌荒れのもとになったりしますので、気を付けましょう。
シャイラスターでは全てのフェイシャルコースに、クレンジング、洗顔、マッサージが付いているので、量や力加減など体験されて参考にしてみてください。
また、ナチュラルメイクの日または日焼け止めだけの日は「クレンジングは必要ない!洗顔だけでOK」と思っている方は、勘違いなのでお手入れを見直してください。
ナチュラルメイクであっても、時間が経つとメイクしたままの肌は空気中の汚れや肌の皮脂を吸収して酸化します。さらに日光に当たって肌の状態を悪くしています。クレンジングをせずに次の日の朝を迎えるとシミやくすみの原因になったり、毛穴にメイク汚れが詰まってニキビができやすくなったりします。日焼け止めだけでも同じで、日焼け止めは肌に対しての刺激が強いので、肌に残したままだと肌が乾燥したり炎症を起こしたりするので、ナチュラルメイクの日でも日焼け止めだけの日でもクレンジングは毎日行いましょう。
次回は「今さら聞けないスキンケアの基本」洗顔編をお話しします。
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